Ciao a tutti! Come va?
Macciaもようやく長びいていた風邪が治り復活しました、a noi tutto bene!
まだ始まったばかりのブログCartoline dal Salentoですが、毎日たくさんの方に見にきていただいて、応援メッセージも頂いてます。皆さんほんとうにほんとうにありがとうございまーす、grazie a tutti!!!
これからももっと楽しんでいただけるブログ作りに励んでいきたいと思いますっ
さてさて前回から3回にわたってお送りしている、サレント郷土料理研究家 Tonio Piceciさんのシリーズですが、今回はその第2回、中編です☆
ではさっそくいってみましょうー♪あっ、おいしい料理が登場するので空腹状態で読まないことをおすすめします…(笑)
現在サレント料理の第一人者として精力的な活動を続けているPiceciさん。そんな彼がどのようにして料理の世界、特にサレントの料理を深く探求していくに至ったのか?これまでの彼の足跡をたどってみることにしましょう。
Macciaもようやく長びいていた風邪が治り復活しました、a noi tutto bene!
まだ始まったばかりのブログCartoline dal Salentoですが、毎日たくさんの方に見にきていただいて、応援メッセージも頂いてます。皆さんほんとうにほんとうにありがとうございまーす、grazie a tutti!!!
これからももっと楽しんでいただけるブログ作りに励んでいきたいと思いますっ
さてさて前回から3回にわたってお送りしている、サレント郷土料理研究家 Tonio Piceciさんのシリーズですが、今回はその第2回、中編です☆
ではさっそくいってみましょうー♪あっ、おいしい料理が登場するので空腹状態で読まないことをおすすめします…(笑)
現在サレント料理の第一人者として精力的な活動を続けているPiceciさん。そんな彼がどのようにして料理の世界、特にサレントの料理を深く探求していくに至ったのか?これまでの彼の足跡をたどってみることにしましょう。
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Piceciさんはサレント半島の中心都市、プーリア州レッチェ県レッチェ市で1947年に生まれました(今年で63歳ですね)。
もともと料理作りに興味があったそうで(イタリアも日本と同じく、戦後の食糧難の大変な時代に育ったわけですが、あの立派な体格ですから、きっと食べることが大好きだったんでしょうね。食欲だけはMacciaも一緒!^^)、フランスのパリにある名門フランス料理学校 "Le Cordon Bleu"(現在では東京など海外にも分校を多く持つ、とっても有名な学校ですね)へ留学し、フランス料理やワイン(そしてシャンパン)について学んだそうです。
それと同時にイタリアのミラノ大学で政治学も専攻し(仏伊2カ国で二足のわらじとは、ものすごいバイタリティーと努力ですね・・・!)、パリではビストロやワインバーで修行しつつ滞在費を捻出、またときには街頭で即興の詩を書いて売るなんてこともやったそうです。
まさに「〜 若き日のTonio Piceci、花の都パリで青春を謳歌する〜 の巻」といったかんじです。
なるほど、たしかに彼の作る料理には地元サレントの食材を活かしつつ、お皿の盛りつけ方などに洗練されたフランス料理の優雅さが感じられると思ったのですが、そういったフランス料理の基礎があるからなんですねぇ。
(左: スモークサーモンとズッキーニでリングイーネを包んで蒸した一品、Ex.バージン・オリーブオイルベースのソースで味つけ)
そして晴れてLe Cordon Bleuとミラノ大学を卒業すると、「まだまだ料理について学び足りない、もっと学びたい!」という情熱で、パリにあるこれまた有名な、ミシュランガイドで三つ星常連のフレンチレストラン "Lucas Carton"の門を叩き、本格的にシェフとしてのキャリアをスタートさせたのでした。
その後イタリアに帰ると、ローマにある"Le Cordon Bleu・Roma校"に通い、イタリアでフランス料理を教えるための資格を取得します。
そしてようやく故郷サレントはレッチェへと帰ってくると、自らの手で"Le Cordon Bleu・Lecce校"を開校させます。まさに「故郷に錦を飾る」を地でいってますね。
地元で開いたその料理学校、Le Cordon Bleu・Lecce校では、物事を的確に捉えて教えるスタイル、またなにより彼の天性であるユーモアのセンスのおかげで、Piceciさんの授業は学生たちの間でたいへん人気が高かったそうです。
そのかたわら、故郷サレントの伝統料理をあらためて見つめ直そうと、図書館などに通い古い書物を調べながら、サレント伝統料理のレシピや食材の研究をはじめたのもこの頃だったそうです。。☆
そしてついにサレント伝統料理について著した本の第一弾となる、"Oltre le orechiette(オルトゥレ・レ・オレキエッテ)"を出版することになります。
イタリア語で耳のことをorecchio(オレッキョ)といいますが、つまりオレキエッテというパスタは、まるっこい小さな耳のような形をしたサレントを代表するショートパスタなんです。寝かせたパスタ生地を小さい玉状にちぎりわけ、それを一つ一つ指でひねって成形する…というのがプーリア州でおなじみの「おふくろの手料理」として見られる光景なわけです。
手間のかかる作業なので、今ではオレキエッテを手作りする家庭も減り、ほかのパスタ同様スーパーで買うのが普通になっていますが、Fracciaの実家ではお母さんやおばあちゃんがちょくちょく手仕事でオレキエッテを作るので、FracciaMacciaもこの仕事を手伝うのはとても楽しみな時間です。
オレキエッテの代表的な食べ方はというと、シンプルに茹でたあと、かるく熱したフライパンでアンチョビと菜の花とオリーブオイルと和えて食べるのがよく合います。なんといってもこれらの食材のすべてがサレント産の新鮮な地物ですから、それはもうたまらないおいしさです。
←「Orecchiette alle cime di rapa」プーリアの人たちに愛される一品。
あーーっこうして書いているだけでヨダレが…ゴクッ!^^;)
このPiceciさんの処女作はつまり「サレントにはオレキエッテ以外にも美味しいものがまだまだたくさんあるんだ」ということを世の中に知らしめるため、数々のサレント料理の紹介(なんとレシピだけでも200以上)を主題としつつ、同時にサレントの人々やその生活についても深い洞察と愛情を感じさせる名著だったのであります。
(残念ながらイタリア語のみの出版…)
これがベストセラーとなり一躍有名になったPiceciさん、地元レッチェでようやく初めて「自分のレストラン」を開くことになります。
自身のルーツであるサレントの食文化を見つめ直したことが、人生の転機を迎える大きなきっかけとなったんですね。
そして厨房に立ちレストラン業をするかたわら、さらに2冊の本を、それぞれサレントのパスタとサレントのワインをテーマに次々と執筆します。
さらには地元の新聞や専門雑誌にも自分のコーナーを持ち、料理について寄稿するなど本当に情熱に火がついたらとまらないPiceciさん、すごいですねー☆
現在はレストランを息子さんが継いで、自身はLe Cordon Bleu・Lecce校とは別に開いた新たな料理学校 "Accademia Lupiensis" を舞台に、日々料理研究をしながら、地元の人たちに料理を教えています。
(左: リコッタチーズボールのトマトソース煮込み)
Piceciさん、日本の皆さんにもぜひ南イタリア料理を学びにきてほしいと常々おっしゃっていますから、いつか皆さんとともに「南イタリア・サレント料理を食べたり作りながら学ぶツアー!」なんて企画してみたいなぁと僕たちも夢がふくらみます^^
(左: リコッタチーズボールのトマトソース煮込み)
Piceciさん、日本の皆さんにもぜひ南イタリア料理を学びにきてほしいと常々おっしゃっていますから、いつか皆さんとともに「南イタリア・サレント料理を食べたり作りながら学ぶツアー!」なんて企画してみたいなぁと僕たちも夢がふくらみます^^
彼のオリジナルレシピが惜しげもなく紹介されているのはもちろん、毎回、地元サレント出身の財界やスポーツ界あるいは映画監督などの名士たちがプライベートの料理の腕を披露したり、食についてPiceciさんと対談するなどとても興味深い内容です。
当ブログCartoline dal Salentoでは、Piceciさんオススメの南イタリア料理、とくにサレントの家庭料理やおもてなし料理のレシピをこれからドンドン紹介していきたいなと思ってます。
Piceciさん直伝のレシピですから、皆さんこちらも楽しみにしててくださいねー♪(月1回くらいのペース?の予定で考えています。)
当ブログCartoline dal Salentoでは、Piceciさんオススメの南イタリア料理、とくにサレントの家庭料理やおもてなし料理のレシピをこれからドンドン紹介していきたいなと思ってます。
Piceciさん直伝のレシピですから、皆さんこちらも楽しみにしててくださいねー♪(月1回くらいのペース?の予定で考えています。)
さーて今回もそろそろ終わりが近づいてきました、いかがでしたか?おなかが空いちゃった人はいませんかー?^^
皆さんにとっての「ふるさとの味」あるいは「おふくろの味」といえば何ですか?なんてのもすごく興味がありますねぇ☆
皆さんにとっての「ふるさとの味」あるいは「おふくろの味」といえば何ですか?なんてのもすごく興味がありますねぇ☆
★ 次回予告 ★
いよいよ次回は、サレントの料理家Tonio Piceciさんをご紹介するシリーズの完結編です。お楽しみに!
4 件のコメント:
はじめまして、こんにちわ☆
samiと申します。
今月末にLecceに旅行します。郷土料理に興味があり、Piceciさんの料理にとても惹かれました。ぜひ食べてみたいです!!
ですが、レストランは、息子さんにお譲りになられたとのこと、そのレストランの情報をもう少し詳しく教えていただけませんか?
SamiさんCiaooo♪ はじめまして、メール頂きありがとうございます☆
今月末にLecceへご旅行でいらっしゃるとのこと、楽しみですね!
お尋ねのPiceci(ピチェチ)さんのお話ですが、タイムリーな朗報がありますよー!!
じつは今年2012年の夏、Piceciさんご本人が、とあるOtranto近郊のホテルレストラン(Masseriaと呼ばれるプーリア州独特の、昔ながらの田園荘園を改装した宿泊兼飲食施設といえばいいかしら?)にて『期間限定ゲストシェフ』として厨房に立ち、腕を振るっていらっしゃるんです☆ !☆!☆!☆!
店名: Hotel Masseria Bandino
住所: Località Bandino 73028 - Otranto (LE)
電話:+39 0836 804647
URL:http://www.masseriabandino.it/it/dove-siamo/come-raggiungerci-013.html
先ほどお店に確認したところ、Piceciさんは9月末はまだこちらにいらっしゃるとのことでした。Samiさん、これは奇跡的なグッドタイミングですよー!^^
あっそれからディナー営業のみだったと思います。
もちろん私たちFracciaMacciaも先月、ミラノからバカンスで遊びに来てくれていた友人カップルをお連れして、ディナーを楽しんできました☆ そらーもう言うまでもなく、サイコーです^^ Piceciさんファン = 彼の料理目当てにやって来るゲストも多く、ディナーの最後にはなんとPiceciさん自らが私たちのテーブルにも足を運んでくださり、4年前の私たちの結婚披露宴でPiceciさんに料理を担当して頂いた話などに花が咲いたのでした♪ (感激)
サレントは一見夏の暑さを目の当たりにすると、その厳しい自然環境で野菜の栽培に適してるのだろうか?と思えるほどですが、じつは太陽と肥沃な大地の恵みのおかげでスクスクと育った種類豊富で高品質なサレントの野菜たち、そしてその深く濃い味を存分に活かした郷土料理はイタリア全国的に高く評価されています。
Lecceを代表する料理研究家 / シェフのPiceciさんが手がける、その素晴らしい地元素材と伝統料理をベースに彼独自の創意工夫を凝らした懐かしくも新しい料理の数々。
お店へはレンタカーあるいはタクシーでないとアクセスが困難ですが、わざわざ訪ねる価値は大いにあると、FracciaMacciaが自信を持ってオススメします!^^
ところでSamiさん、今回のレッチェへのご旅行は個人旅行ですか?旅程のご計画は大丈夫ですか?他にご質問などありましたら、なんなりとメール下さいね!
せっかくLecceまでいらっしゃるならばOtrantoも見逃せないと思います。Piceciさんのお店も近いことですし、Otrantoで一泊をご検討されてはいかがでしょうか?(差し出がましくてすみません^^;)
レッチェにご滞在中もし観光案内のご希望がありましたら、地元No.1ガイドの義父(Fracciaのお父さん=地元の民族資料館の名物館長さん)& 私たちの日本語通訳アシスタント付きでレッチェ周辺をご観光案内致しますので、お気軽にお申しつけ下さいね♪
2012年もすでに数多くの個人旅行者の方にLecce観光のお手伝いや旅程のアドバイスをさせて頂いています(だんだんと日本からレッチェを訪れる方が増えてきて、多少の手応えと喜びを感じているFracciaMacciaであります^^)。
今年もサレントに遊びにきてくださった皆さま、この場を借りましてあらためてGrazie!
fracciamaccia@gmail.com
お返事ありがとうございます。
きゃ~!素敵な情報ありがとうございます。
これは予定変更しないといけないですね(笑)
個人旅行のため、もう1度予定を練り直してみます。
ぜひぜひまた、ご相談させてくださいね☆
はーい、いつでもお待ちしていますョー♪
fracciamaccia@gmail.com
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