イタリアのかかとってどんなところ?

イタリアのかかとってどんなところ?

"Cartoline dal Salento" = サレントからの絵はがき

南イタリアのサレント。
その土地や、そこで人生を謳歌する人々の姿をイキイキと感じられる絵はがきの
ようにお届けしたい、そんなイメージでスローライフなブログを綴っています。
サレント郷土料理のレシピやイタリア語のワンポイントレッスンも登場します。
どうぞごゆっくり、楽しんでいってくださいな^^

2010/12/06

〜 南イタリア里帰り紀行 5 ~ ステキなB&Bに泊まってみよう♪

Ciao a tutti!

2010年ももう12月、師走に入りましたねー^^ いっそう気忙しくなりがちな季節ですが一日一日気持ちだけでもスローライフでいきたいものです♪

前回前々回と、南イタリアはプーリア州のレッチェ県にある、Fracciaの実家と海の家をご紹介しましたが、今回も今年9〜10月にかけての“南イタリアふるさと滞在日記”のつづき、FracciaMacciaが2人で実際に見にいったオススメB & B(Bed & Breakfast、つまり簡単に言うと"朝食つき民宿"ってところでしょうか)をいくつかご紹介したいと思います★

ひとことで「南イタリア」といってもナポリ周辺(ポンペイ、アマルフィ、ソレント、カプリ島などなど)を訪れたことがあっても、われらがプーリア州南部のサレント地方へは行ったことのない方も多いと思います。

ナポリはナポリ大学で学んだFracciaが4年間過ごした街ですし、FracciaMacciaは大好きです。この街には古代ギリシャ時代にまでさかのぼる悠久の歴史に裏打ちされた街並の美しさと活気があり、さらに風光明媚な自然や景色など人々を惹きつけてやまない魅力に溢れ、世界遺産にも登録されている人気の観光都市です。 古来 "Vedi Napoli e poi muori (ナポリを見てから死ね)" なんて格言があるほどですから。
しかしその一方で治安や清潔さでいうと、イタリア国内でもお世辞にもあまり評判がいいとは言えないナポリ市街での旅行中の実体験、あるいは評判やイメージに影響されてなのか、「南イタリアはだいたいどこも同じでどうせ全体的に危険・汚い・混沌の3Kだろう」などというまったくの偏見が、日本人の間でまことしやかに信じられていることが多々あるように見受けられます("草の根サレント親善大使"を自認するFracciaMacciaとしてはホントに残念なかぎりです…T_T)。

そのせいか、南イタリアへの個人旅行を敬遠する方もなかには多少いるようですが、じつは意外にいろいろな方面から圧倒的に多く耳にするのは、「すーっごく南イタリアに興味がある!だけどどこにどうやって行けばいいのかわからない(あるいは心配)…」というみなさんのご意見なんです。

北イタリアなど他の地方に住むイタリア人に聞いてみたら大多数が常識として同意してくれると思いますが、サレントっ子としては「ナポリの混沌=南イタリア全体ではない」と声を大にして言いたいですっ
レッチェ市をはじめとするサレント地方は全体的に、北イタリアの街々と比べても治安はかなり良く、ましてやナポリとは比べようもありません(田舎で人口が少ないおかげもあるでしょう)。だいたいの場所で、夜おそくでも女性一人だって安心して外を歩いているところなどは、日本と変わりません。ゴミ問題もありません。人情が厚く親切で世話好きな人が多いので(これはとりわけ北イタリアと比べてかな?・苦笑) 困ったことがあっても助けてくれます。
しいて言うならば、、、車の運転マナーが日本などに比べるとやや荒いところが時々みられるのでビックリするかも?しれません(スピード狂が多いです^^;)


同じプーリア州内をみてみると、文化の中心レッチェ(Lecce)に対し、政治と経済の中心であるバーリ(Bari)は周辺域も含めると人口50万人超の大都市ですから、レッチェやサレント地方とは事情がやや異なり夜は歩かない方がいい地区ももう少し多いと思います。それでも街の大部分(99%?)が、夜に出歩くのが危険ということは全くないといってよいでしょう(もちろん日本でもイタリアでもどこにいたって、昼夜を問わず常に用心するに超したことはないですよね)。
つまり、観光客におなじみの大都市ローマや、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェなどと比べても、南イタリア少なくともプーリア州南部の安全度は高いということです

結局のところ不安や偏見というのは、情報量の乏しさから生まれるものだろうと思います。それを少しでも払拭し、みなさんが安心してプーリア州やサレント地方を旅行できるようなお役立ち情報を当ブログ "Cartoline dal Salento" ではコツコツ発信していきたいなーと思っていますョ!


前置きがずいぶん長くなってしまいました^^;)  それではさっそくスタート♪





海外旅行の際にすでに利用したことのある方も多いと思うので今さらですが、B&B(ビー・アンド・ビー)とは、Bed & Breakfast(ベッド・アンド・ブレックファスト)という名の表す通り朝食サービス付きの宿泊施設ですね。
総部屋数などがホテルより小規模で、なんといっても宿泊料金がリーズナブル(シーズンによってはホテルの半額くらい)なところが魅力♪
どちらかと言うと会社組織による運営が多いホテルに比べて、B & Bはたいてい家族単位など個人で営まれている場合が多く、肩の力の抜けた雰囲気やオーナーファミリーとの交流あるいは各B & Bによって個性や趣味がハッキリと出ているところなども人気の秘密でしょう。
実際ヨーロッパでは、ホテルよりもB & Bの利用を希望する旅行者が多くなっており(経済的なメリットばかりでなく雰囲気を楽しむのでしょう)、近年イタリアでもB & Bの数が増えているそうですよ♪

今回9〜10月の南イタリアへの帰省中、地元プーリア州のサレント地方、とりわけアドリア海近くにあるB & Bをたくさん見学してまわりました。
そのなかでもとくにFracciaMacciaが気に入ったB & Bをいくつか選りすぐって、今後何回かにわけてご紹介したいと思います♪

それではお待たせしましたトップバッターはコチラ、ALBA B&B "さんでーす!

まずは場所を地図上で見てみましょう。アドリア海までは約5km、レッチェ市へは約10km。海にも街にも近くていい所です。

← 地図をクリックすると、Google Mapsにジャンプしてもっと詳しく見れますョ♪


レッチェ市街 → ヴェルノレ(Vernole) → メレンドゥーニョ(Melendugno)を経由 → サン・フォカ(San Foca)やトッレ・デッロルソ(Torre dell'Orso)など人気のビーチへと至る幹線道路沿いという好立地です。
見過ごさないようゆっくり走っていると…あっ、"Alba B&B"の看板が見えてきました♪


さっそく門をぬけて敷地に入ります。かなり広そうですねー! ワクワク^^






道が敷地内の奥へとずーっと続いています。なかなか建物が姿を現しません。
幹線道路がすぐそばを通っているとはまったく感じさせないほど、広々とした敷地内に一歩足を踏み入れると、木や草花など緑に囲まれてとても落ち着いた自然な環境を味わうことができます♪


まず大きくて素敵な母屋(ここにオーナー家族さんが暮らしています。写真がなくて残念っ)があります。
その母屋のまわりに5棟のそれぞれ独立した、これまたかわいらしい客室がちらばって配されています。
ゲストルームが1棟1棟離れになって独立しているのはポイント高いですね♪ 各棟を草花の生け垣が囲い、自然なかたちでプラベートな空間を演出しています。

ちなみにゲストルームにはそれぞれ名前がつけられており、手書きのかわいい表札が掛けられています。こちらは"Limone(リモーネ)" = そう、レモンの部屋ですねー♪


もちろん各部屋それぞれにユニットバス、エアコン、冷蔵庫、クローゼット、テレビ、ドライヤーなどがひと通り揃っています。
各ゲストルームは基本1室2名となっていますが(ダブルベッド)、かなりゆったりと大きめの造りになっています★






リピーターも多くほぼ一年中人気のB&B Albaさん、訪れた日も全室満室だったのですが、運良く一部屋だけまだお客さんがチェックインしていなかったので部屋の中をちょっとだけのぞかせていただくことができました♪
部屋ごとに色合いのテーマを変えているようですねー。ここはサレントの海と空をイメージしたような、さしずめ「青の間」とでもいったところでしょうか^^







↑↑↑ 同じ部屋を別の角度からいくつかパシャッと   右端に映っている後ろ姿の女性がオーナーのアルバさんです。気さくでバイタリティーに溢れる、笑顔がステキな女性です。
ここでご主人と息子さん、ご主人のご両親と家族5人でのんびり暮らしながらB&Bを切り盛りしています。


朝ごはんは、こちらのCucina(クチーナ) =キッチンにゲストの皆さんが集まって食べます。






フルーツやシリアルにトースト、ジュースやヨーグルトなどなど、メニューは典型的なイタリア式朝食、健康的ですね^^
食器類もアルバさんのこだわりだそうですよ♪イタリアのテラコッタ(terracotta)、かわいいでしょう?

紅茶やコーヒーなど温かい飲み物ももちろん用意されています。

Cucinaの前庭の木かげにはテーブルとイスが用意されており、ここでゲストのみなさんは朝食をとるわけです。
朝のすがすがしい空気をすいながら木かげでの朝食はさぞかし美味しいでしょうねーっ

アルバさんや、いろいろな国からやって来るほかのゲストたちとのおしゃべりにも花が咲きそうです^^



↓他のお部屋もそれぞれこんなぐあいです♪(下の写真は、Alba B&Bさんのホームページからの転載です)
 

  ステキですねー♪

"Alba B&B"さんの公式サイトは、コチラからどうぞ☆(宿泊料金表や地図そして写真など。イタリア語と英語があります)

あっゲストルームの前庭のベンチ、よくみるとネコちゃんがいますよ♪







気持ち良さそうにひなたぼっこしてますねー^^








こちらのB&B ALBA、いかがでしたか?緑豊かな環境に滞在しながら海であそぶもよし、街にくり出すもよし。 FracciaMacciaがオススメする「暮らすように旅する」という旅のあり方にピッタリだと思います♪^^
昼食や夕食は、美味しくて評判のプーリア郷土料理レストランなど、地元ならではの場所もオーナーさんが教えてくれますよ♪
ファンになったゲストたちがリピーターとしてまた帰ってくるのはやはりオーナー家族の温かさが心に触れるからでしょうね^^  FracciaMacciaからみなさんに大大大オススメです、星3ッつ★★★

本当はお気に入りのB&Bをもう1軒ぐらいご紹介したかったのですが、記事が長くなりすぎてしまいそうなので、今回はここまでにしておきましょう!つづきのお楽しみは次回にということで♪

今夏をふり返りながらの“南イタリアふるさと滞在日記”まだまだつづきますよ。それではまた次回、お楽しみにー
それでは今週もみなさん元気ハツラツでよい一週間を!
Buona settimana a tutti!  Ciaoooooooooo!


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